あけましておめでとうございます。

あけましておめでとう！本年もよろしくお願いします。

こちら(実家ですが)は雪がとっても降り積もっています。
皆さんのところはどうですか？
正月に雪だなんて風流でよいと思いますが、(何年ぶりだろう)
郵便屋さんは苦労しますね、お疲れ様です。

ほんの短いものですがお話を書きました。
よければ読んでください。追記からどうぞー。

 

今年初めて彼女と一緒に年を越した。
文化の違いというやつはどうにも厄介なもので、こたつにもぐりこんで掃除もしない彼女を引っ張り出すのに苦労したり、蕎麦アレルギーの私が年越しラーメンを提案したり、雑煮に入れる具やお煮しめの味付けで喧嘩したり、なんとも騒々しい年末年始である。
蜜柑をバカみたいに５つも６つも食べている彼女の隣で私が年賀状のチェックをしていると、蜜柑もそこそこに彼女がどこぞから硯と筆を持ってきていそいそと墨をすり始める。書き初めをするのだそうだ。確かにこいつには新年の目標というやつが必要だろうと思って頷いていると、彼女が軽やかに筆を滑らせる。
「できた！」
彼女が満足げに声をあげたので、横からひょいとのぞきこむと、彼女らしいちんまりした字で「精一杯ゆうちゃんを愛す」と書かれている。
思わず赤面してから、私が彼女あてに書いた年賀状の「おばあちゃんになってもずっと一緒にいて下さい」の文字を見て、周りの皆が私達をバカップルと形容する訳がわかった気がしたのだった。